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《ミッション》『蓋ある水に宿る月』

Last-modified: 2015-06-24 (水) 21:45:02

『蓋ある水に宿る月』

基本データ

GM『高天原』
開催スレッド【ミ】『フリー・ミッションスレッド その2』(290‐346)[外部リンク]
開催時期15/01/02~15/01/07

登場人物


  • 協力者(NPC)
    • ピノ『???』?


  • 敵対者(NPC)
    +  ネタバレ

あらすじ

ある日町を歩いていたら、『見知らぬ通り』にいたココロ。
どういう経緯でそこにたどり着いたのか、とんと思い出せない。
そこで出会った謎のスタンド『ピノ』とともに、通りからの脱出を目指すが……

告知時情報

ミッション名:『蓋ある水に宿る月』

危険度:E
難易度:D
GM:高天原

報酬:10万円
募集人数:1人

詳細:通常進行で1週間ほど、手早く済めば2~3日で終了予定。
    戦闘は基本的に無し、とんち・難題消化系のイベントミッション。

名シーン(ネタバレ。読了後の閲覧を推奨。)

342 :『蓋ある水に宿る月』:2015/01/06(火) 21:01:05


      《―――ヒュ  ガ ガガガッ !》



     『友達』化した小物が、人形に襲いかかる。
     目的が取り押さえることとはいえ、その威力には目を見張るものがある。

     大きく刃を開いた鋏が、『光の糸』を放っていたピノの腕を、砕く。


        『あ、』
                     《バ キャッ》


     たったそれだけで、ココロの手を押さえ付けていた力が消える。
     針は足を突き崩し、倒れた人形の身体を、ホッチキスが縫い止める。

     もう、ピノがココロの帰還を妨げることは不可能だろう。
     そして、それは同時に―――必ず帰るという、ココロ自身の強い決意を示す行動でもあった。


       ┌────────────┐
       │ Mission3⇒CLEAR!    .│
       │ ココロ⇒『無傷』       │
       └────────────┘


     いつの間にか、ココロの行く手を阻んでいた壁が消えている。
     何を以てしても帰るという意思を、『道』に示した…… そういうことだろう。



        『……』


     ピノは、ココロをじっと見つめたまま、地面に倒れている。

     ココロはこのまま先に進むことも出来るし、何か言葉をかけることも出来る。

343 :ココロ『RLP』:2015/01/07(水) 00:13:46
   >>341-342

   「……」

   「はあーーっ……はぁ、はぁっ、はぁっ! ……はぁー、はぁー……」

   『RLP』の音色が止まる。
   手は垂れ下がり、顔は紅潮し、額に汗が浮かぶ。

            「はぁ……はぁーッ…………!」

   そして、倒れた『ピノ』にちかづいて、しゃがみ込む。

   「……私、は……」

   「……」

   その壊れた右手に触れようとする……が、きっと触れまい。

   「ねえ、ピノ……」
   「……」

   触れなくても、いい。
   両手でその手を包み込むように。

   「……私達、色んなものが、欲しすぎるのかしら? なんでこんなに上手く行かないのかしら……」

   「なんで、こんな事にならなきゃいけなかったの……? ねえ、ピノ……」

   立ち上がる。

   「……」
   「……ごめんなさい。」

   ピノに、背を向ける。
   自分の帰るべき場所に帰るために。

344 :『蓋ある水に宿る月』:2015/01/07(水) 00:35:32
   >>343


       『……ココロ』

       『……俺が悪いのに、なんでココロが謝ってるんだよ』


     立ち上がり、背を向けたココロに、愉快そうなピノの声が覆いかぶさる。
     その声音に、ココロへの仄暗い感情は少しも込められていない。
     その代わり、謝罪や弁解といった類の言葉もない。


       『……じゃあな、ココロ』


     ただ別れの言葉を口にして、ピノはそれっきり動かなくなった。


     ――――――――――――――――――――――――――――――


     ふと意識を取り戻したココロは、自分が元いた場所に立ち尽くしていることに気づく。
     そこは繁華街の雑踏の中かもしれないし、誰もいなくなった教室かもしれない。
     少なくとも、どこまでも続いている一本道ではない。

     先ほどの体験は、白昼夢か何かだったのだろうか?

     それについては、証明する手立ても、知る由もない。
     薄ぼんやりと、記憶に雲か靄かがかかったかのようだ。
     家に帰り、布団に潜るころには、すっかりその出来事のことは忘れてしまえるだろう。


     液晶画面の割れたスマホだけが、ポケットの中に残されている…。

ミッションの感想など

感想戦?

備考

ミッション一覧